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インターフェースの翻訳

Drupal を日本語化する場合、一からすべてを手作業で翻訳したのでなければ、日本語ディストリビューションをインストールしたか、または日本語リソースキットを用いて日本語化を図ったことと思う。

Drupal では、先人達の努力のおかげで日本語翻訳ファイル(.po)さえあればそれをインポートするだけで関連する文章のほとんどを日本語化することができる。ただ、文や字面といったものは、感性、つまり好みによる部分も大きい。たとえば映画の字幕のように、この翻訳者より、こっちの翻訳者の訳し方が好きだな、といった具合である。

文自体の好み以外に問題が起こる場合もある。
翻訳による問題

上の画像は book にページを作成し、親子関係を持たせた場合に表示される上位ページへのリンクだが、ごらんのように3行になっている。これはこれで分かりやすいし、機能的にも問題はないのだが、ここだけ縦並びの文があるのは微妙に違和感がある。

当サイトでは"↑上位"の文字を"↑上"と変更し、一行に収まる(縦にならない)ようにしてある。このようにページのデザインによる表示幅によって翻訳文が"合わない"と感じる場面もあるのだ。

このような局部的なシステム文の翻訳変更をおこなえる機能が Drupal には実装されている。インターフェースの翻訳ページがそれだ。

管理セクション>サイトの構築>インターフェースの翻訳、を選択すると以下のページが表示される。
インターフェースの翻訳ページ

このページはタイトルどおり Drupal 内部のインターフェース用テキストを編集するためのページだ。上のタブから検索をクリックしよう。

検索ページでは翻訳または変更したいテキストを絞り込むことができる。
翻訳文字列の検索

検索オプションとしてインストールされている言語、検索の範囲や制限を選べるようになっている。含まれる文字列に"↑ 上位"を入力し検索ボタンを押す。↑と上位の間にはスペースが入っているので注意すること。
検索結果
 

目的のテキストが見つかれば、そのテキストの横に表示される"編集"リンクをクリックする。
文字列の編集

テキストの編集をおこなって保存ボタンを押せば変更は完了だ。細かい部分だがこういった所から、そのサイトごとの味が生まれてくるのではないだろうか。テキストの編集に制限は無いので自身の気に入るようにサイトを作り変えていけば良い。

 

翻訳ファイル(.po)のインポート


検索メニューの隣にある"インポート"メニューを使うことで翻訳ファイル(.po)のインストールが可能だ。追加モジュールやテーマには翻訳ファイルが同梱されていることがある。日本語翻訳ファイルの場合、大抵は ja.po といったファイル名になっているだろう。ファイルの参照ボタンで目的の翻訳ファイルを選択し、新規文字列のみの追加か、新規文字列の追加と既存文字列の上書きかを選択してインポートボタンを押せば、あとは自動的に組み込みが完了する。

たまに無効なHTMLタグなどが含まれた文字列がスキップされて、結果メッセージに"無効な文字列??件は無視されました"といったメッセージが表示されるが、正常な他のテキストは取り込まれているので特に問題はない。取り込まれなかった文に関しては手動で翻訳すれば良いのだ。

 

翻訳ファイルのエクスポート


インポートの隣にあるエクスポートメニューを使うと、内臓された翻訳テキストを.poファイルとして出力することができる。ただし、システムに含まれる全テキストが出力され、モジュール単位や部分的な文字のみを出力することはできない。

出力ファイルには、原文と翻訳テキストが含まれた.po ファイルと、翻訳テンプレートとして原文のみが含まれた.pot ファイルの二種類が存在する。

どちらかのファイルを選んで出力すると、ダウンロードが始まり、ローカルへファイルが保存されるので、gettext翻訳エディタを使用してファイルを編集し、インポートで再取り込みをおこなえば良い。また、出来上がった翻訳ファイルをサイトで公開したり、公式サイトにアップするのも喜ばれることだろう。